中国の概要03

2018-07-15

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政治

中国共産党と民主諸党派と呼ばれる8つの衛星政党(中国共産党に認定されている党)がありますが、事実上、中国共産党による一党政権となっています。

経済

1978年末に改革開放政策が開始されてから経済が急成長し、中国のGDPは2011年に日本を抜いて世界第2位となりました。

しかし、人口が多いため一人当たりの名目GDPは約4400米ドル(2010年、IMF "World Economic Outlook Database"より)と日本の10分の1程度しかなく、また沿海部と内陸部との地域経済格差や個人所得の格差が大きいという問題も抱えています。

通貨

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中国のお金「元」の紙幣

中国の通貨名称は人民元で、一般には100元や100RMBなどと価格表記されています。単位は元、角、分の3つで、最近の都市部では分を使う機会はほとんどありません。会話の中では、元は「クヮイ」、角は「マオ」と発音されています。

発行されている紙幣や硬貨の種類ですが、紙幣は100元・50元・20元・10元・5元・1元・5角・1角の8種類があります。硬貨には1元・5角・1角・5分・2分・1分の6種類があります。

北京や上海などの沿海部の都市では硬貨を見かけますが、内陸部に行くと比較的大きな都市でもあまり流通しておらず、商店によっては硬貨が使えなかったりします。

法律的には使用できると思いますが、最近昆明で小さな商店で買い物をした際に「硬貨ではなく紙幣で払って」とお店の人に言われて使えないことがありました(経験談)。

最近の中国の経済成長による物価上昇と、2013年頃からの円高是正の影響で、最近では中国での買い物の割安感も少なくなってきました。感覚的には、食事や日用品購入の際に支払う金額が3~5割増しといったところでしょうか。

インターネットで為替情報を確認するなどして、なるべく良いタイミングで両替をしてお得に使いたいものです。

祝祭日

毎年12月に国務院から次の年の祝祭日の日程が発表されます。祝祭日は連休になるため人出が多くなることが多く、交通機関や観光地が混雑しますので、その時期に中国に行かれる際には注意が必要です。

中国のカレンダーの日付は、日本や西洋諸国と同じく新暦が採用されていますが、祝祭日を決める際には陰暦(農暦)に合わせて決定されるため、春節や清明節など祝祭日がカレンダー上は毎年違う日付になります。