ホテルの無線LANに潜む危険性を認識して自衛手段を取ろう

2024-02-01

最近はビジネスホテルなど部屋で無線LAN(公衆WiFi)を使ってインターネットが利用できるホテルが増えてきており、便利に旅行できるようになってきました。

特に、海外では日本のスマホでパケット通信すると高額なため、ホテルの部屋でWiFi接続が使えるととても助かります。

しかし、ホテルの宿泊客を狙う「Darkhotel」などのマルウェアが確認されるなど、ホテルの無線LAN接続には危険が潜んでいるということを理解しておかなければいけません。

ホテルの無線LANには危険が潜んでいる

最近は部屋で無線LAN(公衆WiFi)が使えるホテルが増えてきており、出張や旅行等で宿泊するホテルで無線LANサービスがあると、便利だからと気軽に利用する方も多いでしょう。

しかし、ホテルの無線LANにはマルウェアやハッキングなどの危険が潜んでいる場合があるので注意しなければいけません。

・サイバースパイ活動「Darkhotel」KasperskyLab動画

例えば、上記の動画はセキュリティー会社カスペルスキーが発表しているものですが、その内容は、ホテルのWiFiなどに接続した人を標的にする「Darkhotel」(ダークホテル)と呼ばれる手口があり、Flashなど正規ソフトのアップデート通知を装って攻撃に必要なプログラムをインストールさせるというものです。

今のところは高級ホテルに宿泊する企業幹部や研究技術者が対象とのことですが、このようなハッキング攻撃手法もあるなど、程度管理下にあるホテルの無線LANでも安全とは言えない状況となっています。

小型WiFiルーターやVPNを利用して自衛する


WMR-433W2-BK(BUFFALO)

このように、ホテルの無線LANは便利である反面、利用するには危険が伴うこともあるため、特に出張中のビジネスマンはデータが流出するような事態に巻き込まれないように十分に注意する必要があります。

そこで、例えば有線LAN接続や無線LAN中継機能を持つ小型WiFiルーターを持参して利用すれば、自分専用のWiFi接続環境を利用できることでリスクを減らすことができます。

また、データを暗号化して通信するVPNサービスを併用すれば更に安全性を向上させることができます。

小型WiFiルーターやVPNサービスの利用方法については以下の記事でそれぞれ紹介していますので、詳細についてはそちらをご参照ください。