動画生成AI『DomoAI』なら簡単に文章や画像からアニメーション動画を生成できる!
近年、生成AIを使って誰でも簡単に画像や動画を作成することができるようになってきています。
本記事で紹介する『DomoAI』も、簡単な操作で文章や画像から動画を生成したり、実写動画をアニメやリアルCGなどさまざまなスタイルの動画に変換したりすることができます。
インストール不要でブラウザからオンライン上で手軽に操作できるうえ、無料で使えるクレジットもあるので、気軽に試してみることができます。
今回はこの『DomoAI』の特長や使い方について紹介したいと思います。
動画生成AI『DomoAI』

動画生成AIツール『DomoAI』(出典:DomoAI)
DomoAIは、簡単な操作で文章や画像から新たな動画を生成することができる動画生成AIツールです。
スマホやパソコンへのインストールが不要で、ブラウザからオンライン上で手軽に使うことができます。
また、既存の動画をアニメやイラスト動画などに変換したり、動画内の人物に新たな動きをつけたり音声を合成してセリフを読ませるなど、実にさまざまな生成機能を有しています。
もちろん、文章から新たな画像を生成したり、AI音声を使って会話音声を生成することもできます。
これらの多様な生成機能を持つDomoAIを使えば、誰でも専門的な知識や技術が不要で簡単に動画コンテンツを作成することができます。
このDomoAIをリリースしている「DOMOAI PTE. LTD.」社はシンガポールの企業ですが、DomoAIは日本語対応なので日本語で操作することができます。
今回この記事を紹介するにあたり、DomoAIの有料プランのご提供をいただきました。ここに感謝申し上げます。
『DomoAI』の料金プラン

DomoAIの料金プラン(出典:DomoAI)
DomoAIには、動画を生成する際に消費するクレジットが付与される無料プランがあります。ですので誰でも無料で始めることができます。
また、有料プランではさらに多くのクレジットの付与や「リラックスモード」と呼ばれる無制限の生成機能を使うことができます。
有料プランにはベーシック・スタンダード・プロの3種類があり、ご自身の利用に合わせたプランを選ぶことができます。
生成コンテンツについて

DomoAIの利用規約の抜粋(出典:DomoAI)
DomoAIを使って生成した動画や画像などの生成コンテンツの著作権や所有権は、作成者自身が保持することができます。したがって生成コンテンツを商業利用することもできます。
ただし、生成したコンテンツが他者の知的所有権を侵害するものであったり、法律に違反するものである場合は作成者が責任を負うことになるため、生成したコンテンツを使用する際にはこの点に注意が必要です。

DomoAIの利用規約の抜粋(出典:DomoAI)
また、DomoAIでは上記画像にあるようなものを生成することは禁止されています。これらは他の生成AIツールでも同様に禁止されているもので、生成AIツールを使用する際には配慮することが求められます。
ここで紹介したDomoAIの利用規約は2025年9月時点で確認したものになります。著作権関連のトラブルを避けるためにもご利用の際には利用規約を一読してからのご利用をおすすめします。
DomoAIの基本的な使い方

DomoAIのログイン画面
DomoAIを使用するにあたり、まずはアカウントを作成する必要があります。
DomoAIの公式サイトから上記画像にあるログイン画面を開きます。DiscordかGoogleアカウントを使ってDomoAIのアカウントを作成することができます。
他のサイトにはメールアドレスを使ってアカウント作成をするという紹介記事もありますが、2025年9月現在では上記画像のようなDiscordかGoogleアカウントを使用する方法のみとなっているようです。
DomoAIのアカウントを作成すると、15クレジットが付与された無料プランのアカウントになっていると思います(2025年9月現在)。
この「クレジット」は動画や画像を生成する際に消費するポイントのようなもので、画像生成や音声生成では1クレジットの消費、動画生成では5クレジットからの消費となっています。
有料プランではこのクレジットの付与分が増加したり、「リラックスモード」と呼ばれるクレジットを消費しないで生成できる機能を使うことができますので、多くの生成コンテンツを必要とする場合はこちらの有料プランのご利用をおすすめします。
DomoAIでAI画像を生成する
DomoAIは動画生成AIツールですが、AI画像を生成する機能も備えています。
生成した画像はAI動画を生成する際の素材として使用することができるので、まったく新しいオリジナルキャラクターを使ったAI動画やAIアバターを誰でも簡単に作成することができます。

文字から画像を生成
まずは文字から画像を生成してみましょう。
AI画像の作業ページにある「文字から画像」を選択して、「プロンプト」に生成したい画像のイメージを入力します。日本語対応なので日本語で大丈夫です。

AI画像のスタイルを選択
次に「モデル」で生成画像のスタイルを選択します。アニメやイラスト、油絵やリアルCGなどさまざまなスタイルがあります。
今回は「強化されたアニメ」を選択しました。

生成されたAI画像
最後に下部にある「生成」をクリックすると画像の生成が開始され、画面右側の履歴一覧に生成中のキューが表示されます。
画像生成が完了すると、前述のキューのところに生成された画像が表示されます。一度の生成で4つの画像が生成されます。

生成したAI画像の詳細画面
生成された画像をクリックすると大きく表示されます。画像の下にある「ガイド」をクリックすると画像をダウンロードすることができます。
また、「素材」をクリックするとDomoAI内の素材一覧にコピーすることができ、動画生成など別の生成作業で使えるようになります。
「高画質化」は生成した画像をさらに高画質なものに変換することができます。ただしこの高画質化は別の生成作業になるため、クレジットを追加で消費します。

生成AI画像(日本アニメ)
先の生成では「強化されたアニメ」を使用しましたので、比較するために次は同じプロンプトで「日本アニメ」のスタイルを選択して生成してみました。
このように、さまざまなスタイルの画像を簡単に生成することができます。もちろん、同じ作成手順で再生成をすることで生成AIの特徴を活かして似た画風の異なる画像をたくさん生成することも簡単にできます。
DomoAIでAI動画を生成する

画像から動画を生成
次にAI動画の作成方法を紹介します。
先ほど作成したAI画像を素材としてAI動画を生成してみましょう。AIビデオの作業ページにある「画像から動画」を選択して、「画像選択」で素材から使用したい画像を選択します。
「プロンプト」にキャラクターの動きなどの説明文を入力することで動きを指定することができます。何も指定しなくてもAIが自動でキャラクターに動きをつけてくれます。
上記が完成した生成AI動画(音声なし)です。今回は5秒間の動画を生成しましたが、無料プランでは最大10秒間、有料プランでは最大で60秒間の動画が生成可能です。
また、動画内の左上にある透かしは有料プランであれば透かしなしで画像や動画を作成することもできます。
DomoAIでAIアバターを生成する
DomoAIではAIアバターを作成することもできます。既存の動画や画像データの利用はもちろん、DomoAIで作成した独自の画像や動画素材を使ってオリジナルのAIアバターを作成することができます。
この機能を使用して完全オリジナルのAIアバターを作成して当サイトの紹介文を読ませてみたいと思います。

AIアバターの作成画面
AIビデオの作業ページにある「AIアバター」を選択して、「画像選択」で素材から使用したい画像を選択します。「オーディオ選択」で使用する音声データを選択します。マイクで直接自分の声を録音して使用することもできます。
また、「プロンプト」にキャラクターの動きなどの説明文を入力することで動きを細かく指定することができます。何も指定しなくてもAIが自動でキャラクターに動きをつけてくれます。

読み上げるAI音声の作成画面
音声データはAIで作成することもできます。「音声読み上げ」を選択すると上記画像のような音声生成ページが表示されるので、テキストスクリプトにAIアバターに読ませたい文章を入力します。文章は最大1000文字まで入力することができます。
「声を選択」で使いたいAI音声を選択します。日本語のスクリプトでは男性3種類と女性3種類の計6種類のAI音声を使用することができます(2025年9月現在)。
ただ、残念なことに上記の選択内にはアニメキャラクターにマッチしたアニメチックな音声がありません。なので、とりあえず女性の声で音声を生成し、後述する別サイトの音声変換機能を使って音声と速度を変換しました。
このDomoAIはさまざまな種類のAIアニメ動画の生成ができるAIツールですので、今後さらに選択することができるAI音声の種類が増えてくれるといいなと思います。
上記が完成したAIアバター動画です。今回はセリフの秒数にあわせて9秒間の動画が生成されました。音声データのセリフに合わせてキャラクターの口やしぐさが自然に動いていると思います。
このように、DomoAIを使えばプロ並みの動画が誰にでも簡単な操作ですぐに作成することができるわけです。
読み上げ音声の速度や音程を変換する方法
今回のAIアバター生成で使用した音声データは、AIキャラクターに合うように音程を変えたものを使用しました。
残念ながら今のところDomoAIには音声の変換機能は備えられていませんが、ネット上には無料で音声変換ができるサイトが数多くありますので、そちらを利用することで望みの音声に変換することができます。

EaseUS「ピッチチェンジャー」(出典:EaseUS)
今回はEaseUSが提供している「ピッチチェンジャー」を利用して音声変換しました。このピッチチェンジャーは、オンライン上で無料で利用することができます。
「ファイルを選ぶ」に変換したい音声ファイルをドロップすると、BPM(テンポ)やキー(音程)、音量を変換することができます。
好みの音声に変換したら、右上の「保存とエクスポート」をクリックして変換した音声データをダウンロードします。
以上でピッチチェンジャーによる音声変換は完了です。ダウンロードや登録なども不要なので気軽に利用することができます。
まとめ
今回ご紹介した動画生成AIツール「DomoAI」は、誰でも簡単な操作でAI画像やAI動画を生成することができる便利なソフトでした。
DomoAIには用途に応じた3種類の有償プランがあるほか、無料プランもあるのでとりあえず生成AIの機能を試してみることもできます。
このDomoAIをリリースするDOMOAI PTE. LTD.社はシンガポールの企業ですが、DomoAIは日本語対応なので日本語で問題なく使用することができます。
近年ますます使用者が増加している生成AIを試してみたいと考えている方は、ぜひこのDomoAIを使ってみてください。