たった数百円で毎日のスマホ充電が楽チンになるマグネットUSBアダプターが超便利
2024-03-09
多くのスマートフォンやタブレットでは充電用端子にMicroUSBが採用されており、接続時にちゃんと裏表を確認しないと挿入できない形状になっています。
毎日の充電時にいちいち向きを確認してからつなげるのはちょっとした手間ですし、裏表を間違えて強引に差し込むと端子を壊してしまう危険性もあります。
そこで、たった数百円でiPhoneなどで使われているLightningや最新のUSB Type-Cのように端子の向きを気にしないで手軽に接続できるようにする便利グッズをご紹介します。
素早く簡単に充電!「マグネットMicroUSBアダプター」
スマートフォンやタブレットで現在主流となっているMicroUSB端子ですが、形状が台形になっているため接続時に裏表を確認しないと接続できない形状となっています。
充電する際にいちいち向きを確認してから接続するのは結構面倒ですし、裏表を間違えて強引に差し込むと端子を壊してしまう事態に陥ることも。
iPhoneなどで使われているLightning端子や最新のスマートフォンの一部に採用されているUSB Type-C端子では、充電時に端子の向きを気にしないで接続することができるリバーシブル構造になっていてとても便利なのですが、手持ちの機器の端子を改造するわけにもいきませんし、それだけで買い替えるというのももったいない話です。
そこで、MicroUSB端子に接続するだけでリバーシブル接続ができるようになるマグネットMicroUSBアダプターの登場です。
このアダプターを使えば、本体を改造することなく手軽にリバーシブル端子に変更することができます。また、端子に常時挿して使えるので、かばんやポケットの中でMicroUSB端子にホコリなどの異物が入り込むのを防ぐこともできます。
さらに、商品名にマグネットとつけられているように、接続する際にマグネットによってカチッと接続するようになっているので、近づけるだけで自動的に接続できてとても便利です。
「毎回いちいち充電コードの端子の向きを確認しながら接続していたあの手間はなんだったのか」と思うほどの快適さです。
マグネットで接続されているおかげで、通常のMicroUSB接続のように充電コードを引っ張ってしまい、スマートフォンを落としてしまったり接続端子に無理な力がかかって変形させてしまうなんて危険性からも解放されます。
うちの家族はこれまでに2度もコードに足をかけて引っ張ってしまい充電コードの端子を壊しています。スマートフォン本体の端子が変形しないで本当にラッキーでした。
充電コードは数百円で手軽に購入できますが、もし本体側の端子が壊れて充電できなくなっていたら手間も出費もかかって大変でした(汗)
マグネットMicroUSBアダプターの詳細
現在、マグネットタイプのMicroUSBアダプターには数多くの種類のものが販売されており、この記事で紹介している手持ちの充電コードに接続して使えるタイプのアダプターよりもさらに便利な上記のような全形状対応のものもあります。
本記事では執筆当時に使用していたMicroUSBアダプターの詳細について紹介しています。
本体はとても小さいものなので、パッケージもいたってシンプルです。ケーブル一体型タイプのものだともう少し梱包は大きくなるかと思います。
裏面には格安パーツでは安定の「Made in China」の文字があります。安く購入できる有難さはあるものの、耐久性への心配や後述する本体接続の際の注意点などに影響してきます。
アダプターの接続面は上記のようになっていて、どちらの向きでアダプタを接続しても端子が接続して充電できるリバーシブル構造になっています。
ただし、パソコン等と接続してデータ転送をする際にはどちらか一方の接続でしかやり取りができません。パソコンに接続した際に認識しない場合にはアダプタの向きを180°裏返して接続し直しせば大丈夫です。
アダプタ接続面の反対側には手持ちの充電コードを接続するためのMicroUSB端子があります。上面に見える小さな黒い点は通電時に光るLED用の穴です。
本体にアダプターを取り付ける際の注意点
小さいほうの部品はスマートフォンやタブレットのMicroUSB端子に接続するものです。当たり前ですが充電コードのMicroUSB端子とほとんど同じ形状になっています。
しかし、ここで注意点がひとつあります。
写真のようにラッチ(爪上のボッチ部分)の位置が違うことと、見た目ではほぼわからない微妙な端子の大きさの違いによって、MicroUSB端子に差し込む際に機種によっては結構な力をかけて押し込まないと入らない場合があります。
私が手持ちのスマートフォンやタブレットで試してみたところ、ZenFone 2やMediaPad T2 8 Proでは多少固かったものの問題なく挿すことができましたが、ArrowsNX F02GやAQUOS PHONEでは差し込みにかなりの力が必要で、MEDIAS N-05Dにいたっては無理に挿すと端子が広がって壊れそうな感じだったので、結局挿すのを断念しました。
試すことのできなかったMEDIAS N-05D以外は問題なく充電できていたので、使用にあたっては特に問題ないようです。しかし、上述したように日本メーカーのスマホでは挿す時も抜くときもかなりの力が必要でしたので、購入する際には注意が必要です。
価格的にもMicroUSB端子に不具合が出ても保証はされないかと思いますので、心配な方は商品レビューなどを参考にして少し高めの信頼できるメーカーのものを買うことをお勧めします。
実際にアダプターを取り付けた際の見た目は
上記の画像はMediaPad T2 8 Proに実際にアダプタを装着した際の見た目です。装着時に本体から出ている部分のサイズは横約10mm・縦約4mm・厚さ(接続面からの高さ)約2mmととても小さいこともあり、画面側からも裏側からも違和感なく見えます。
とくにMediaPad T2 8 Proの画面側のふちには細いメッキ加工がされているので、それと相まって純正オプション品っぽくも見えます。
接続面を正面から見た様子です。角が丸いデザインなのでマッチしています。約4mm×10mmと小さいため、アダプターを挿したままでも全然違和感なく使えています。
タブレットケースを装着した際の様子です。カバーの種類にもよりますが、上記の一般的なフラップ式ケースでは接触等の問題もなく使えています。
実際に充電やデータ転送を試してみた感想
実際にマグネットMicroUSBアダプターを使って充電してみた感想ですが、まず接続時にMicroUSB接続の時のように裏表を確認する手間がいらなくなったのがとてもうれしいです。
ちょっとしたこととは言え毎回面倒に感じていたので、この手間から解放されたことは大きなメリットだと思います。
充電にかかる時間も、MicroUSB端子に充電コードを直接挿していた時とほぼ変わらない速度で充電することができています。
安い物なので、内部抵抗や接触面の不良等で充電能力が少し低下するかもと心配していましたが大丈夫でした。
データ転送も上記で紹介した4機種で問題なくすることができました。
ただし、Made in Chinaパーツお約束の個体差が出る場合もありますので、モノによっては充電速度に影響があるなど所謂「ハズレを引く」場合があるかもしれません。
ちなみに、画像で点灯しているLEDは充電コードから通電している間は常に点灯しています。スマートフォンやタブレットへの接続状態を知らせる点灯でもなければ、充電中を知らせる点灯でもありません(笑)
価格が数百円程度の高コスパ商品ですので、それに高等な機能を望むのはさすがに厳しいと思いますので、データ転送接続時のアダプターの裏表確認用くらいに割り切りましょう。
まとめ
今回紹介したマグネットタイプのMicroUSBアダプターは、手持ちの充電コードを利用するタイプのものでしたが、さらに便利な上記のような全形状対応のマグネット式ケーブルもあります。
最近ではUSBタイプCケーブルのほうが主流となっていますので、このような全形状対応タイプのものが利用しやすいかと思います。
以上、毎日のスマートフォンの充電作業を楽にすることができるマグネットUSBアダプターの紹介でした。価格も安いものですし、毎回の手間が解消されますので、興味のある方はぜひ試してみてください。