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楽天モバイルとドコモのahamo、海外での利用はどちらがお得か

      2021/04/25

2021年1月に楽天モバイルが発表した「Rakuten UN-LIMIT VI」は、毎月1GBまでのデータ通信利用なら月々の基本料が無料になることから注目を集めていますが、実は海外利用においても毎月2GBまで追加料金なしで国際ローミングでの高速データ通信を利用することができます

2020年12月に発表されたNTTドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」も追加料金なしで月間20GBのデータ通信容量を国際ローミング通信として使用できることから、今後海外旅行などを計画している方のなかにはこれらのプランについて検討されている方もいると思います。

そこで今回は、旅行や留学など短期や長期で海外に滞在する際の日本のスマホの利用例を紹介しながら、それぞれの状況において楽天UN-LIMITとahamoのどちらがより適しているかについて考察してみたいと思います。

新しい楽天UN-LIMITは1GBまで月額0円で使える

Rakuten UN-LIMIT VI プラン内容

Rakuten UN-LIMIT VI プラン内容(出典:楽天モバイル

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITは、2021年4月1日から月間通信量が1GBまでの場合には0円で利用できるようになることが発表されました。

同社のRakuten Linkアプリを使えば国内通話かけ放題になることから、あまりデータ通信を利用しない場合は月額0円で携帯電話番号を持つことができます

自宅内にWi-Fi環境があって外出時にはニュースやSNSをチェックする程度という使い方であれば、毎月の通信量はほぼ1GB以下だと思いますので携帯代の大幅な節約になります。

20GBまでのデータ通信利用においても月額2178円(税込)と他社プランと比べても安く、さらに楽天回線の利用時は4G・5G通信ともに3278円(税込)で高速通信を無制限に利用できることから、たくさんデータ通信を利用する人にとっても魅力的なプランとなっています。

2021年4月現在、楽天トラベルでは4G・5G回線の無制限通信を3か月間無料で利用することができるキャンペーンをおこなっています。

契約事務手数料や解約手数料も無料で、さらに楽天モバイルで使えるスマホを実質無料でもらうことができるお得なキャンペーンなので、これから楽天モバイルを利用してみたいと考えている方にとってはお得に試すことができるチャンスだと思います。

基地局整備が5年前倒しで進行中

楽天モバイルの基地局整備状況報告

楽天モバイルの基地局整備状況報告(出典:楽天決算説明会資料

楽天モバイルの回線はドコモやauなどと比べると回線がつながりにくいとの声もありますが、基地局の整備について当初の計画を5年前倒しして2021年夏までに人口カバー率96%を達成する見込みとなっているなど、回線状況について急速に改善させています。

また、楽天モバイルの回線以外にもau回線を利用した国内パートナーエリアも利用できるようになっています(毎月データ通信量が5GBを超えるとau回線での通信速度が最大1Mbpsに制限されます)。

国際ローミング通信と日本への発信通話が無料

各社20GB新プランの比較表

各社20GB新プランの比較表(出典:楽天モバイル

上記の表に記載されているように、楽天モバイルのRakuten UN-LIMITは毎月2GBまで追加料金なしで国際ローミングサービスを利用することができます

2GBを超えると通信速度が最大128kbpsに制限されますが、1GBにつき550円(税込)で高速通信を追加することもできます。

ちなみに128kbpsという通信速度は、メールやSNSなどの文字メッセージならなんとか送受信ができるけれどwebサイトの閲覧や音声通話はかなり厳しいというレベルです。

ドコモのahamoも追加料金なしで国際ローミングサービスを利用することができます。こちらは月間通信量の20GBをそのまま海外でも利用することができ、Rakuten UN-LIMITの2GBと比べて10倍のデータ通信量となっています。

ただし、ahamoの場合は15日を超えて長期間海外で継続利用する場合には最大128kbpsの通信速度制限がかかるため、2週間以上の海外滞在時には実質使いものにならなくなるという点に注意が必要です。

auやソフトバンクの新プランには国際ローミングの無料通信分は付帯されていないことから、海外での利用を考えている方にとっては楽天モバイルのRakuten UN-LIMITかドコモのahamoの二択となっています(2021年3月現在)。

ちなみに、上記以外で月間20GBのデータ通信量のプランがあるワイモバイルやUQ mobile、日本通信なども、海外でのデータ通信の際に一日数千円の追加料金が発生するか、そもそも海外でデータ通信ができない仕様になっています。

Rakuten UN-LIMITとahamo、どちらがお得か

ここまで紹介したように、Rakuten UN-LIMITは月間2GBまで、ahamoは月間20GBまで海外でのデータ通信を無料で利用することができます。

一見するとahamoのほうがRakuten UN-LIMITよりも10倍多く海外でデータ通信ができてお得に見えますが、月間通信量が1GB以下の利用の場合はRakuten UN-LIMITなら月額0円となり、2GB使っても月額1078円(税込)とahamoの月額2970円(税込)よりも安く利用することができます

また、ahamoは15日間を超えて海外で継続利用すると通信速度が制限されるという注意点があるため、長期の海外旅行や留学での利用を考えている方はこの点に注意が必要となります。

一方、楽天モバイルではこれまで弱点だったiPhoneでの回線利用について、2021年4月30日からiPhone12やSEの販売が開始されること、および従来対応していなかったiPhone6sからiPhoneXまでのモデルも正式にRakuten UN-LIMIT回線の対応製品となることが発表されました。

さらに、これまではiPhoneでRakuten UN-LIMITの回線を利用する場合には海外での国際ローミングサービスが利用できない仕様となっていましたが、今後海外でも利用ができるようになることも発表されました。

利用開始のタイミング等の詳細については今後改めて発表されるとのことですが、今回のiPhone旧モデルの正式対応と海外利用の対応によって、今後さらに楽天モバイルの利用者が増えることになりそうです。

以上の点をふまえたうえで、短期や長期など利用状況別にRakuten UN-LIMITとahamoそれぞれのメリットについて考えてみたいと思います。

①短期旅行の場合

例えば、海外には長くても数日程度の短期旅行でしか行かないという場合はRakuten UN-LIMITでもahamoでも海外利用においてそれほど変わらないため、日本国内での利用状況に合わせてプランを決めるのが良いと思います

毎月数GB程度のデータ通信利用であればRakuten UN-LIMITのほうが維持費を安くできますし、逆に20GB以上のデータ通信をするという場合も楽天回線エリアで利用すればどれだけ使っても月額3278円(税込)なので、ahamoよりも安く使えことができます。

お住まいの地域や勤務先が楽天回線エリア内であれば、Rakuten UN-LIMITのほうがahamoよりも安く利用できると言えるでしょう

もちろん、お住まいの地域ではドコモの回線を利用するほうが利便性が良い場合や、海外旅行の際に通信量を気にせず安心して使いたいという方はahamoの利用がおすすめになると思います。

②長期間海外に滞在する場合

留学や仕事などで海外に長期間滞在する場合は、ahamoだと長期間海外で利用すると通信速度が制限されてしまうという注意点があることから、Rakuten UN-LIMITで月額費用を安くしつつ通信手段としての国際ローミングも確保しておくというのが現実的な選択になると思います。

一般的には海外で長期滞在する際には現地の通信回線を契約してメイン利用することになりますので、Rakuten UN-LIMITでの国際ローミングの利用を日本との音声通話やSNSの送受信用として1GBまでにおさえることで月額0円で日本の電話番号を維持することができます

さらに、Rakuten UN-LIMITはRakuten Linkという通話アプリを利用することで日本国内だけでなく海外から日本に電話をかける際も通話料金が無料になるので、かなりお得に利用することができます。

ahamoも月額料金が2970円(税込)と従来のプランと比べれば決して高くないことから、家族との兼ね合いや国際ローミング時でもiPhoneを利用したいという場合はahamoの利用もありかと思います。

ただし、データ通信に速度制限がかかるここと日本への国際電話が有料である点には注意が必要となります。

まとめ

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITもドコモのahamoも、海外での国際ローミング通信を追加料金なしで利用できることから、海外での利用を考える方にとってはどちらもおすすめと言えます。

しかし、ahamoは海外での長期間滞在時に通信速度が制限されるという注意点があることから、留学などで長期間海外に滞在する場合には月額費用を安くおさえることができて毎月2GBの高速データ通信が確保されているRakuten UN-LIMITのほうがおすすめだと思います。

実は2020年12月のahamo発表当時には「長期海外利用時に速度制限がある」とのアナウンスしかなかったことから、制限時にも1Mbpsかそれ以上の通信速度が確保されることを期待していました。

結局、2021年3月に入ってから「海外でデータ通信した日から15日経過後に最大128kbpsの速度制限がかかる」と公式サイトにて発表があり、その期待は消えてしまいました。

128kbpsという通信速度はLINEの文字メッセージの送受信ですら時間がかかって使いにくいと感じるほど遅い速度ですので、現状では長期間の海外滞在ではRakuten UN-LIMITのほうがおすすめと言えるでしょう。

現在、Rakuten UN-LIMITでは新規契約時に基本料金が3か月間無料となるキャンペーンやスマホ本体が実質無料でもらえるキャンペーンを開催しています。

また、この3か月間無料利用のキャンペーン期間が終了したあとも毎月1GBまでの通信利用なら月額無料で維持することができることから、もし今後ahamoを主回線として利用することになった場合でもRakuten UN-LIMITをサブ回線として気軽に利用することができます。

さらに2021年4月現在、楽天モバイルの回線申し込み時にiPhone12やSEを購入すると最大2万円相当の楽天ポイント還元がつくキャンペーンも開催されています

iPhoneは人気が高いことからRakuten Handのときのようにすぐに入荷待ちとなってしまう可能性がありますので、購入を希望する場合はお早めに楽天モバイルの公式サイトをチェックしてみてください。

以上、海外での利用を考える際にRakuten UN-LIMITとahamoのどちらがお得かについての紹介でした。

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