旅行の際の注意点
2024-01-31
誰でも気軽に海外旅行ができる時代になりました。海外旅行では普段と違う環境や文化を楽しむことができる半面、その違いから日本と同じ感覚で行動すると犯罪や病気等のトラブルに遭ってしまうこともあります。
安全を第一に考えて行動する
せっかくの旅行を楽しいものにするためにも外務省の海外安全ホームページ等で旅行先の渡航情報をチェックし、現地では外国にいることを常に意識した行動を心がけましょう。
日本は世界からみても治安や衛生環境が良い国であり、外国でも日本と同じような安全や衛生環境が当たり前と考えるのは危険です。パスポートは肌身離さず持ち、常に手荷物から目を離さないようにするなど盗難には十分注意しましょう。
また、犯罪に巻き込まれないためにも人通りの少ない場所や夜間の一人歩きは極力避けましょう。盗難など万一の際の被害を最小限にするためにも現金を数か所に分けて持ち歩くなど対策をとっておきましょう。
体調管理に気を配る
せっかくの旅行も体調が悪くなると楽しさが半減してしまいますし、同行者にも迷惑をかけてしまいます。旅行中は睡眠を十分に取って時間に余裕をもった行動を心がけるなど、体調管理をしっかりとしましょう。
日本では水道水をそのまま飲料水として利用できますが、中国では基本的に水道水は飲むことができません。また火を通していない生ものは細菌が付着している可能性があるためなるべく口にしないほうがよいでしょう。
犬や猫などの動物に触れることもなるべく避けましょう。日本ではもう見かけない狂犬病も海外では多くの地域で未だ存在していて、中国も多発地域のひとつとなっています。
衛生環境も日本と比べて良くない地域が多いため、病気や体調不調を避けるための自己防衛を常に心がけましょう。
海外旅行保険への加入
上記のように体調管理に気を付けていても運悪く病気やケガ等に見舞われてしまう場合があります。その際にあると心強いのが海外旅行保険です。
外国では健康保険が使えないため(帰国後申請により一部医療費の払い戻しを受けられる場合もあります)治療費が高額になりがちです。
大手海外旅行保険会社では契約期間や保険金を旅行内容に合わせて選択することができるほか、インターネット上で申し込みをすると保険料が割引されるサービスもあります。成田空港などでは保険会社のカウンターや出発ロビーにある自動販売機で出発当日に申し込むこともできます。
また、ほとんどの保険には航空機寄託手荷物遅延費用や携行品損害などの補償も付帯されていますので、旅行全般に対する保険としても利用価値は高いと思います。
数日間の海外旅行であれば数千円ほどで充実した補償内容の契約ができますので、安心して旅行を楽しむためにも加入を検討しておくとよいかと思います。